窓ガラスフィルムと熱割れについて
■ 熱割れとは?
熱割れとは、ガラスに部分的な温度差が生じ、それが原因でガラスがひび割れてしまう現象です。
特に日射が強い時期や、日差しが部分的に差し込む状況で発生しやすくなります。
■ 熱割れが起きる仕組み
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日差しが当たる部分のガラスが膨張
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日陰部分との温度差が発生
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温度差による膨張収縮の差がストレスとなり、ガラスにひびが入る
■ 窓ガラスフィルムが熱割れを起こす原因になるのか?
結論から言えば、「フィルムの選定や貼り方を間違えなければ、基本的に問題はない」です。
ただし、以下のような状況では注意が必要です。
● 熱吸収率の高いフィルム
反射率や吸収率が高い遮熱フィルム・断熱フィルムは、太陽光を集めてしまい熱負荷が増すことがあります。
● 熱割れしやすいガラスの種類
以下のようなガラスは、特に熱割れに注意が必要です。
ガラスの種類 | 熱割れリスク |
---|---|
網入りガラス | 非常に高い |
型板ガラス(凹凸あり) | 高い |
複層ガラス(ペアガラス) | 中程度 |
単板透明ガラス | 比較的低い |
■ 熱割れ対策と施工時のポイント
施工前に以下をしっかり確認・対策することが重要です。
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ガラスの種類を必ず確認する
特に網入りや型板には要注意。 -
適切なフィルムを選ぶ
熱吸収率・反射率の低いタイプ、または熱割れリスクを考慮した製品を選定。 -
施工店によるリスク診断
プロの施工業者は、現地確認とカタログデータをもとに熱割れリスクを判断できます。 -
必要に応じてメーカーへ照会
心配な場合は、フィルムメーカーにガラスとフィルムの適合可否を確認することも可能です。
■ 熱割れが発生した場合の対応
万が一熱割れが起きた場合、下記の点を確認しましょう。
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保証があるか(フィルム施工保証・ガラス割れ補償など)
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割れたガラスの交換可否
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再施工の可否と費用
当店では、熱割れが起きた際は、保証が出来ない為、熱割れ計算を先に行ってからリスクが低い事を確認してから
施工をさせていただいております。
ご心配の方は、熱割れ計算をさせていただいておりますので、お気軽にご連絡ください。